6月6日から10日にかけて、ウッドマイザー・ジャパンのスタッフがポーランド・コロにあるウッドマイザー欧州本部を訪問し、会議と技術研修を行いました。
初日は工場と事務所を訪問し、ヨーロッパ仕様の製材機や目立て機、アサリ出し機、四軸モルダー・プレナー等の木工機械の見学、組立・設置やメンテナンス方法を学びました。
ヨーロッパにおけるウッドマイザーの事業は、1990年、ウッドマイザーの製材機に大きな可能性を見出したポーランドの起業家が、初めてヨーロッパ市場に導入したことから始まりました。その後、ポーランドのコロに工場が設立され、丸太から製品の加工工程を全て網羅する多様な商品を展開、広くアフリカ、アジア市場の需要もサポートできるようになりました。
ヨーロッパ製のウッドマイザー製品には、多くのメリットがあります。まずは、インチを使うアメリカ製と異なり、日本と同様のメートル法が使われていること。また、LT15シリーズにも標準でソーヘッドの自動昇降システムが搭載されており、自動で厚みを設定することで高い生産性が得られることなどです。
コロの工場では、専門スタッフによる製材機や鋸刃、エッジャー、モルダー・プレナーに関するトレーニングセッションが行われました。また、ウッドマイザーの最新産業機械が使用されている現場見学も行われました。
今回のミーティングは、ウッドマイザー・ヨーロッパ社にとっても、日本市場について学び、日本の木工・製材業界に最適なサービスを提供するための知見を得る良い機会となりました。
両社は、今後も欧州製機械の日本への輸入を通じて協力関係を築き、日本のお客様により多様で充実した選択肢を提供できるように努めて参ります。