伝統建築の現場では、現代の効率一辺倒の製材では成し得ない
「木と対話する製材」が求められます。
世界中の現場で愛用されているウッドマイザーが、
なぜ日本の伝統的な現場でも選ばれるのか。
そこには明確な理由があります。
なぜ伝統建築に「移動式製材機」が求められるのか?
日本の家づくりを支えてきた伝統工法。
特に社寺建築や古民家再生の現場では、現代の一般的な住宅で使われる
「規格品の木材」だけでは対応できないケースが多々あります。
伝統建築において、最も重要視されるのは「適材適所」の考え方です。
例えば、曲がりを活かした力強い梁(はり)や、意匠を凝らした巨大な柱など、
その建物にしか合わない「特殊寸法の製材」が不可欠となります。
これまでは熟練の職人が手仕事で対応してきましたが、
近年の職人不足やコスト高騰により、その技術の継承が大きな課題となっています。
そこで注目されているのが、ウッドマイザーのような「移動式製材機」です。
固定式の大型製材所では、その形状や大きさから敬遠されがちな
「曲がり材」や「規格外の大径木(だいけいぼく=太い丸太のこと)」であっても、
現場に機械を持ち込むことで、その場でミリ単位の精度で切り出すことができます。
特に古民家再生においては、解体時に出た貴重な古材を再利用するために、
現場で微妙な厚みの調整が必要になる場面が少なくありません。
現場で即座に、伝統建築に求められる特殊寸法の製材を可能にする機動力こそが、
今の日本の木造建築を守り、次世代へ繋ぐための強力な武器となるのです。

伝統建築の現場で活躍するウッドマイザーの強み
大径木や長尺材への対応力
社寺建築や大型の古民家では、直径が1メートルを超えるような大径木や、
10メートルを超える長尺の梁が必要になることがあります。
一般的な製材所では、そのサイズゆえに搬入や加工を断られてしまうケースも少なくありません。
ウッドマイザーの製材機は、現場に機械を搬入してその場で据え付けが可能。
搬送が困難な巨大な丸太であっても、その木の良さを最大限に引き出す向きで、
自由自在に挽き割ることができます。
ミリ単位の精度が社寺建築の質を決める
「伝統建築=手仕事」というイメージがありますが、
実はその土台を支えているのは、極限まで突き詰められた「精度」です。
ウッドマイザーの薄刃(ナローケルフ)技術は、切削抵抗が少なく、
ミリ単位の正確な寸法出しを可能にします。
以前ご紹介した「MP360」のような4面プレナーと組み合わせることで、
複雑な継手(つぎて)や仕口(しぐち)が隙間なくピタリと収まる、
高精度な部材を効率的に供給できるのです。
曲がり材を「価値」に変える独自の技術
日本の山には、成長の過程で自然に曲がった木が多く存在します。
これらは規格品としては「不良品」とされがちですが、
伝統建築においては「美しい曲線を持つ梁」として非常に高い価値を持ちます。
ウッドマイザーなら、丸太の曲がりに合わせて柔軟にカットラインを調整できるため、
自然の造形美を殺すことなく、建築資材としての強さと美しさを両立させることができます。
地元の神社の修復に、地元の山の木を使う

コンパクト設計ながら、伝統建築にも使用されるほど精密な製材・加工ができる
ウッドマイザー製材機だからこそ、国産材を使って建築することが可能なのです。
地域特産の木材を使用して、地元の寺社建築や文化財保護に取り組み、
日本の山と伝統建築を守るため「地元の木を使う(地産地消)」取り組んでいるのです。
製材だけじゃない、伝統建築を支える「乾燥」と「仕上げ」
伝統建築において、製材の次に重要となるのが「乾燥」と「最終仕上げ」です。
どんなに立派な巨木から切り出した部材でも、この工程を疎かにしては、
数十年、数百年と続く建築を支えることはできません。
木材乾燥機による品質の安定化
伝統建築で使用される厚みのある構造材や、意匠の要となる造作材にとって、
乾燥不足は天敵です!建築後に「狂い」や「割れ」が生じると、
精密な継手(つぎて)に隙間ができ、建物全体の強度を損なう原因になります。
以前のブログでもお伝えした通り、ウッドマイザーの木材乾燥機は、
木の細胞を壊さず、芯までじっくりと水分を抜くことが可能です。
伝統建築に求められる「100年先も狂わない木材」を作るためには、
最新の乾燥技術による徹底した品質管理が欠かせません。
乾燥の重要性についてはこちらの記事(リンク)をご覧くださいh%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%81%af%e8%a3%bde6%9d%90%e6%a9%9f%e3%81%a0%e%b9%be%e7%87%a5/
4面プレナー(MP360)による「大工の技」のサポート
乾燥を終えた部材を、最終的な製品へと昇華させるのが「仕上げ」の工程です。
伝統建築では、一本一本の材が異なる表情を持ちますが、
それを高精度に面出し(プレナー加工)することで、
宮大工の細かな墨付けや刻みの作業効率が劇的に向上します。
日本仕様の特注刃を備えた『MP360(4面プレナー/モルダー)』を使用すれば、
手作業では膨大な時間がかかる複雑な面出しも、一度の通過で完璧な精度に仕上げることができます。
機械でできる「正確な基礎加工」を徹底することで、
職人はより高度な「伝統技術の継承」に時間を割くことが可能になるのです。
次世代へ日本の技術を繋ぐために
大径木の製材から、精密な乾燥、そして美しい仕上げまで。
(株)MSコーポレーションは、ただ製品を売るだけにとどまりません。
実際にウッドマイザー機械を活用し、林業から自家製材・加工、
建築資材の生産、伝統工法による木造建築までを行っている
大工・技術担当が、導入からアフターサポートまで行います。
日本の美しい山々や、誇るべき伝統建築や文化財保護という、
「絶対に絶やしてはならない自然と技術」を守り、支えるためのパートナーです。
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