突然ですが、現在の日本の林業や建築の現場で、いま何が起きているかご存知でしょうか。
世界中で様々なモノの価格が高騰しているにもかかわらず、
なぜか「日本の木の原木価格」だけは長年ほとんど上昇していません。
また、せっかく地域で育った立派な建築材にできるはずの木が、
そのままバイオマス発電の燃料として燃やされてしまうといった現状もあります。
もちろんエネルギー活用は大切ですが、建築材として活かせる命まで燃やしてしまうのは、
木を育てる側、扱う側としては非常に切ないものです。

現在の多くの住宅は、壁の中に柱が隠れてしまい、
クロス(壁紙)に囲まれて、木に触れ合えない家が増えています。
地域の木で家を建てることも皆無に近く、「このままでいいのだろうか」
と危機感を持っているプロの方も多いのではないでしょうか。
「だったら、自分たちの手で木に付加価値をつけ、山の価値を上げていくしかない」
私たちはまさにこの想いを持って、「小規模木質資源フル活用」を掲げ、
「移動式・簡易製材機(ウッドマイザー)」と「除湿木材乾燥機」を導入しました!
自社山の木を自ら最高の建築資材へと生まれ変わらせる、
地域循環型の木づくりの未来について、私たちの考えを“言語化”してみたいと思います。
「ただ売る」から「価値を高めて活かす」へ変える簡易製材機
従来の林業では、山から切り出した丸太を市場に出して終わり、という流れが一般的でした。
しかし、原木価格が下がっている現代において、
その仕組みだけでは山を守るコストすら賄えないのが実情です。
そこで大きな武器になるのが、高性能な「簡易製材機(移動式 製材機)」です。
私たちがウッドマイザーの正規代理店として自社でもフル活用しているこの機械は、
大がかりな製材工場を通さなくても、山林の近くや自社の敷地内で、
必要な「寸法の取り方」に合わせて丸太をその場で美しい板や角材に挽くことができます。
山で木を伐り、自ら製材する。
このプロセスを挟むだけで、原木としての価値が、
一気に「建築資材としての高い価値」へと跳ね上がるのです。

地域の木で家を建てるための「除湿木材乾燥機(KD250)」
自分たちの手で製材した地域の木を、実際の家づくり(建築部材)として
流通させるために、どうしても欠かせないのが「確実な乾燥」です。
私たちが板倉工法の乾燥室に格納して運用しているのが、
低温乾燥が可能な除湿木材乾燥機「KD250」です。
このKD250があるおかげで、簡易製材機で挽いた地域の木を、
ハウスメーカーやゼネコンの基準にも負けない
「狂いのない極上の建築部材」へと自社内で仕上げることができます。
自分たちの地域の山で育った木をウッドマイザーで挽き、
KD250でじっくり乾燥させた材で建てる家。
それは、木の温もりや香りがそのまま暮らしに溶け込み、
お施主様にとっても「自分の地域の山、そして我が家」への想いが
一生モノとして深まる、最高の提案になります。

小規模だからこそできる、地域資源の100%フル活用
私たちが目指しているのは、大量生産・大量消費の木材ビジネスではありません。
大切なのは、地域の中で木材を100%フル活用する循環(地産地消)を作り出すことです。
『家を建てる方が木を伐ることで、森や地域の山林、
そして自らの家への想いも大切にしてもらえるような仕組み』
この一連の作り方が当たり前になれば、
山の価値は上がり、
日本の林業も大工技術も、
もっと若くて熱い次世代へとスムーズに継承していくことができます。


ウッドマイザーで挽き、KD250でしっかり乾燥させた材に、
差し金を使って正確に墨を打っていきます。
これも、木の癖を見極め、極上の建築部材へと仕立て上げる
「川上から川下までの一気通貫」を支える重要な技術です。
簡易製材機・乾燥機を活用した「地域の木づくり」をご提案します
現在、ウッドマイザー代理店である弊社には、
地域の木を活かした家づくりをしたい工務店様や、
森林資源の有効活用を目指す関係者様から、
「移動式・簡易製材機を使って、小規模でもしっかり付加価値をつけたい」
「木材乾燥機と板倉工法建屋を組み合わせた、自社内製化のコスト感を知りたい」
といった熱いご相談が日々寄せられています。

現場の仕様に合わせて手書きで緻密に図面を起こし、内製化の計画を立てていきます。
私たちの自社山や、その木で造った板倉工法の乾燥室や、
稼働中のウッドマイザーはいつでも現地で見学可能です。
「自分たちの手で木の価値を変えたい」という志を持つ皆さま、
ぜひお気軽にお問い合わせください!
ともに、日本の山とこれからのモノづくりの未来を、言葉と実践で変えていきましょう。
美山里山舎での現地セミナー・見学会の様子などはこちら👇


