ヘビのように曲がったサクラを製材!大工のアイデアと技術で「唯一無二」の価値へ

ヘビのように大きく曲がったサクラの丸太をウッドマイザー製材機にセットした様子
ウッドマイザーLT40製材機にセット

「こんなに曲がった木、どうやって挽くの?」
「普通の製材所じゃ刃が通らないからって断られちゃったよ…」

そんな声をよくいただくのが、今回製材したこちらのサクラ(桜)の丸太です。

一見すると、まるでヘビのようにくねくねと曲がりくねっていますよね。

一般的な建築資材としては「扱いづらい」「挽きづらい」と敬遠されがちな木なのですが……
当店の移動式製材機「ウッドマイザー(LT40 WIDE)」にかかれば、この通り!

変形丸太の角度を見極めてしっかり固定し、美しい一枚板へとスライスしていきます。

ウッドマイザー(LT40 WIDE)で曲がりくねったサクラの丸太をスライス製材している現場
ウッドマイザー(LT40 WIDE)で曲がりくねったサクラの丸太をスライス製材

まっすぐな木には出せない「自然のアート」

製材を終えて並べてみると、思わず声が出るほどの圧巻の仕上がり!

美しく波打つナチュラルエッジ(耳)と、サクラ特有の温かみのある木目。

まっすぐカットされた市販の流通材には絶対に出せない、
世界にたった一つだけの波形(ウェーブ)が生まれました。

「使い道が難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、
実はアイデア次第で、とんでもなく魅力的で個性的なものに変身するんです。

曲がり材から挽き分けられた、美しく波打つナチュラルエッジ(耳付き)のサクラ一枚板
美しく波打つナチュラルエッジ(耳付き)のサクラ一枚板

大工・職人が提案する!この一枚板の楽しみ方

1. 茶人・数寄屋建築の遊び心に(茶の湯の柱や見立てに)

千利休の時代から、茶の湯の世界ではあえて歪みや曲がりを「趣(おもむき)」として愉しむ文化があります。

  • 茶室や和モダンの空間を彩る床柱や飾り柱
  • 炉の脇に添える変形板や、床の間の花台・敷板
    (自然の生み出した曲がりが、空間に凛とした緊張感と豊かな遊び心をもたらしてくれます。)

2. 店舗やオフィスの「顔」になるカウンター・看板

  • カフェやバーのメインカウンター
  • アパレルショップや美容室のディスプレイ棚
  • お店の印象を決定づける世界に一つの木製看板
    (この個性的で躍動感のあるラインは、訪れたお客様の目を一瞬で惹きつけます。)

3. 暮らしを彩る特注家具(ダイニング・レジンテーブル)

  • 自然のカーブをそのまま活かした変形ローテーブル・ベンチ
  • あえて曲がりの隙間に透明な樹脂を流し込む「レジンテーブル」の素材として
    「どこで買ったの?」と聞かれること間違いなしのインテリアになります。

「他社で断られた木」も、あきらめずに製材できます!

ウッドマイザー製材機の帯鋸刃とヘビ型のサクラ丸太の木口(断面)
ウッドマイザー製材機の帯鋸刃とヘビ型のサクラ丸太の木口(断面)

「庭の思い出の木を伐ったけれど、曲がっているから製材できないと言われた」
「面白い形の丸太を手に入れたけれど、どう活かしていいか分からない」

そんな曲がり材や変形丸太こそ、職人の腕とアイデアの見せ所です。

「こんな木でも挽ける?」「こんなもの作れる?」といった軽いご質問でも大歓迎です。
処分してしまう前に、ぜひ一度お写真と一緒にお問い合わせください!

林業・製材・加工・伝統建築まで、一気通貫する「職人」|美山里山舎

あわせて読みたい
「森の木琴」の本質――沈黙する森から、響きあう未来の森へ 同じ名前を持つ、2つの「森の木琴」 「森の木琴」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。 多くの方の記憶にあるのは、2011年に大きな話題となったあのCM(NTTドコモ)...
あわせて読みたい
【あれ?森の木琴……?】長野県で見つけた木造アーチ橋の修復現場!職人の「見えないこだわり」に感動 「あれ?これ、どこかで見たことあるかも……?」長野県を訪れた際、偶然通りかかったある現場で思わず足を止めてしまいました。 目の前に広がっていたのは、見事な階段状...
あわせて読みたい
【原木価格低迷を打破する!】「地域の木を救いたい、活かしたい」と願うすべての人に。山の価値を高め... 突然ですが、現在の日本の林業や建築の現場で、いま何が起きているかご存知でしょうか。 世界中で様々なモノの価格が高騰しているにもかかわらず、なぜか「日本の木の原...